こんにちは、moeです!
今回は、息子の陽くんが生後3か月になる頃に脳波検査を受けた話をしたいと思います。
これから検査を受ける方、気になって色々と調べている方の参考になれば幸いです。
はじめに感じた違和感
2回目の予防接種の前日、陽くんに「ん?」と違和感のある動きがありました。
昼寝からの寝起き時に両手両足を体の真ん中に集めたのちバンッ!と布団に四肢を叩きつけるような動きや、泣きながら四肢をピンと伸ばすような動きでした。
また、その動きを何度か繰り返していました。
なぜこの動きに違和感を覚えたかというと、過去にYouTubeで小児てんかんの発作動画を見たことがあったからでした。
「あれ、あのとき動画で見た動きに似てるかも…」と、ちょうどモロー反射も消えつつあった頃だったので、今までにない動きに違和感を覚えたのです。
調べてみると…
心配性の私は、とりあえずネットで手当たり次第に調べてみました。
すると、難病『ウエスト症候群』(点頭てんかん)というものがあると知りました。
こちらのページが分かりやすいです。
ウエスト症候群の発作の特徴である
- 四肢を一瞬縮める を繰り返す
- 生後3か月~
- 寝起きに起こることが多い
に当てはまっていたため、念のため違和感の感じた動きを動画にとっておきました。
ちなみに典型的な発作である
- 頭を一瞬垂れる
については、首すわりがまだ万全ではなかったことから判断が難しかったです。
かかりつけ医に相談
偶然にも違和感を感じた翌日は2度目の予防接種の日だったため、かかりつけ医に動画も見せて相談しました。
するとすぐに小児神経の専門医がいる大学病院を紹介してくれ、3日後に予約を入れました。
発作のような動きを「繰り返していた」(=シリーズを形成していた)ことが紹介する根拠になったようです。
これにより、予防接種も延期となりました。
このとき私は、紹介してもらえた安心感と、何かあったらどうしようという不安感でいっぱいでした。
いざ、大学病院へ
かかりつけ医からの紹介の3日後、小児神経の専門医がいる名古屋市内の大学病院へ行きました。
てんかんの診断では、発作そのものを医師が見ることができないため、問診がとても重要になるそうです。
- 発作と思われる動きの詳細(動画も見せました)
- 妊娠時・分娩時にトラブルはなかったか?
- 出生体重は?
- 体に痣はないか?
などを詳しく聞かれました。
動画での様子や問診の結果、「おそらくてんかんではありません」と言って頂けましたが、念のため脳波検査をすることになり、3日後に検査の予約を取りました。
脳波検査当日
検査当日は、珍しく名古屋にも雪が積もった日でした。
ノーマルタイヤの自家用車はとても運転できる状況ではなく、家からタクシーで病院へ向かいました。(片道5000円くらいかかった…)
さて、検査当日はとても苦戦しました。
ベッドのおかれた小さな個室が検査室。
はじめに頭に電極を付けてもらうのですが、これがとても難しい…。
頭や耳の裏、鎖骨あたりなど、合計20か所くらい(曖昧です)の電極を付けるのですが、首すわりも十分でない赤ちゃんなので後頭部に電極を付けるのが一苦労。
技師さんに何度も体勢を変えられ、陽くんはギャン泣きでした。私は応援することしかできませんでした。
また、ワックスのようなもので電極を付けるので、少し触っただけで外れてしまいます。技師さんも相当苦戦されたみたいで、つけるのに30分くらいかかりました。
そしてこの後が母親の私に与えられたミッション。
陽くんを寝させる、です。
覚醒状態と睡眠状態の脳波をとる必要があるらしく…
大人であれば睡眠導入剤を飲むこともあるそうですが、赤ちゃんなのでそれはナシ。
母親の手腕を試されているように感じていました…(笑)
電極を付けられギャン泣き中の陽くんを必死で抱っこしたり、ミルクを飲ませたりして必死に寝させようと奮闘…!
電極が機械と繋がっているので抱っこして歩き回ることもできず、20分くらい格闘し、なんとか寝させることに成功しました。
本当はベッドに置きたかったのですが、目を覚ましてしまうリスクを考えてずっと抱っこしていました。20分くらい。重たかった…。
ちなみに、検査中に発作が表れなくても大丈夫みたいです。
脳波検査についてはこちらのページが分かりやすく解説されています。
検査の結果…
検査結果はその場ですぐに分かりました。
小児科の先生がリアルタイムで脳波を見てくれていたようです。
結果、異常なし!!本当によかったです。
電極を取ってもらった後、接着するためのワックスで髪がぐちゃぐちゃになってしまいましたが、どうすることもできずそのままタクシーで帰路につきました。
帰宅後すぐにシャンプーしたら、簡単に落ちたので良かったです。
その後、違和感のあった動きも自然と消えていきました。
何の動きだったのかは謎のままですが、きっと体を動かす練習でもしていたのかな。
以上が私と陽くんの脳波検査の経験談です。
違和感を感じてから脳波検査までたった1週間。
スムーズに大学病院での検査にまでつなげてくれたかかりつけ医と専門の先生には本当に感謝しています。
そして生後3か月にして脳波検査をこなした陽くん。よくがんばったね。
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